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山下 明日香 〈Yamashita, Asuka〉

総合研究大学院大学 遺伝学専攻 大学院生

静岡県島田市生まれ。

田舎育ちのため、小学生の頃までは自宅前の祖父達の畑が格好の遊び場だった。

小~中学生のときは毎週末図書館に籠っており、このころ自然科学や医療への興味が加速する。医療に関しては、特に発達障害への関心が高かった。

実験をたくさんできる学校に行きたいという動機で理数科がある高校に進学する。才能あふれる同級生たちに圧倒されながらも、部活や授業の課題研究には楽しく取り組んだ。

福井大学工学部に入学。大学ではボランティアサークルやワンダーフォーゲル部に所属。コロナ禍が無かったらもっといろいろなことができたという思いはあるが、その時にできることをやれたので及第点だと考えている。

2年次にコロナ禍に突入したことで思うように実験ができず、代わりに図書館に籠って実験や化学の本をたくさん読む。またこの頃に、中学生の頃からの発達障害に対する興味が再燃。学科で学べること、自身の興味を踏まえて将来について考えるようになる。神経科学の基礎研究なら、大学で学ぶ化学を融合させた研究ができるのではないか、また、子どもの発達の理解の一助になれるのではないかという結論に辿り着く。

学部3年次に遺伝研の大学院説明会に参加し、岩里先生のお話を伺う。自身の興味と岩里研の研究内容が非常に近いことから、この研究室で研究を行いたいと考えるようになる。

学部4年次には生物化学研究室に所属した。卒業研究では次世代通信で用いられる波長の電磁波を酵母に当てた時の影響を調べた。ここでは、実験や研究を行うときの基本的な考え方などを教えていただいた。先生や先輩方、同期にとても恵まれた研究室生活だった。

遺伝研で自分自身の力を最大限に伸ばすことが当面の目標です。

研究面でも大学院生活でも、わからないことが多くて毎日右往左往していますが、現在の恵まれた環境を活かし、様々なことに積極的に取り組みたいです。

まだまだ未熟なところが多いですが、精一杯頑張ります。